リワーク・プログラム(復職支援プログラム)とは、うつ病、適応障害やストレス関連疾患などで休職中の方あるいは離職者を対象とした、職場復帰を目指したプログラムのことを指し、職場復帰にむけ、心身の状態を整え、再発予防対策をとることを目的としています。
睡眠リズムをはじめ、生活リズムを確立するとともに、体力の回復を図り、集中力・持続力、コミュニケーション能力を回復させるだけでなく、ストレス対処、セルフケア能力を向上させ、復帰後に再び不調とならないように、さまざまなプログラムを通して再発予防の知識を習得し、対応を獲得していきます。
体力の回復と再発防止のため、運動、ストレッチ、ヨガ等を使用し、個々に合ったプログラムを行いながら体力の向上と運動習慣を身に付けます。
仕事に必要な集中力の向上、維持、持続力を培います。
一定時間にパソコンを使った作業や課題などに取り組むことに
より集中力の向上と維持を目指します。
職場復帰したときの対人交流によるストレス軽減を図ります。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)や認知行動療法などを行い、ストレス対処能力を高めます。
例をひとつあげてみましょう。
(厚生労働省手引きより)一人で夜道に迷っている場面を想像してください。 まわりには誰もいません。疲れが全身に広がります。
このようなとき、どのような考えが浮かびますか?
「あの時も同じ失敗だった」「だめな私」「もっときちんと準備していたらこんなことにならなかったのに」と考えると、憂うつなります。 「道を教えてくれた人がウソを言ったのだろう」と疑い出すと、怒りがわいてきます。 「茂みから熊でも飛び出してきたらどうしよう」などと考えると、恐怖や不安が全身をおそいます。 「ずいぶん歩いたのだから、もう少しで着けるのではないか」と考えると、気持ちが少し軽くなります。遠くに灯りのついた家が目に入って「道が聞ける」と考えると、希望がわいてきます。
この例から分かるように、同じ体験をしても、それをどのようにとらえ、考えるかで、そのときに感じる気分はずいぶん違ってきます。身体の反応や行動も違ってきます。 認知行動療法はあなたの考えをしなやかに、柔らかくして、あなたの気分を軽くしてストレスを減らす手助けをするのです。
職場復帰により、かかるストレスなどセルフケアを行っていきます。
講義・ディスカッション・ロールプレイなどを通じて再休職予防に取り組みます。
復職した後に仕事の時間とプライベートな時間を「Switchi」(切り替え)することにより、ストレスを解消し再発や再休職を予防する事ができます。
楽しみながら体験できる手工芸や音楽などを行いながら身体を休め、心のリフレッシュを目的とします。
Rework Progam (2017.8 改変)
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
10:30 | Breathing ・ Mindfulness / Meeting | ||||
3 minute Presentation Self Specification sheets |
Self Specification sheets |
Self Specification sheets |
Self Specification sheets |
ice break Self Specification sheets |
|
Exercise therapy | Exercise therapy | Exercise therapy | |||
12:00 | Lunch | ||||
13:00 | autogenic training / 1 minute concentration | ||||
13:30 | Food management |
Cognitive behavioral therapy |
Psychoeducation Self Specification sheets |
Writing Discussion Self Specification sheets |
Presentation |
15:00 | Self Specification sheets |
Doctor/ Staff consults |
Group Psychotherapy |
Self care |
|
16:00 16:30 |
Exercise therapy (hard) |
Exercise therapy (hard) |
1、約1、2ヶ月のリワーク通院
2、出席率8,9割
3、再発防止対策の「セルフチェックシート」を完成していること
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